春に乗りたい車

uenokun2006-04-04

今日のような春満開の日には、窓を全快に開けてのドライブが最高に気持ち良い。そしてそんな日には家にある平凡なワンボックスなんかじゃなくて、特別な車に乗りたいものだ。近所でよく見かけるパオなんかが、今日という日にピッタリの車なんじゃないかと思う。あれを所有しているオーナーが心底羨ましい。
パオは日産のパイクカーシリーズの第二弾として、89年から販売された期間限定車だ。その次に出たフィガロも結構格好良いのだが、たぶん街中ではパオの方が出会う確率が高い。
キャンバストップやドアのアウターヒンジが醸し出すアウトドア性と、それとは真逆に白を基調としたインテリアの可愛さ。そしてパイクカーならではの全体的なレトロっぽさに、年代相応の風味が出てきている所も忘れてはならない。もうなんていうか、青い空、白い雲、散りゆく桜の花びらと、風を切って走るパオとが相俟って、絶妙すぎる。素晴らしい。欲しい。
多分、実際に乗ったら不満も出てくるのだろう。だが、カーセンサーとかのユーザーレビューを見れば、不満点を抱えながら、それでも手放したくない感を持たせる車なのだと言う意見が圧倒的に多いのがわかる(旧MINIでもそういう話は良く聞く)。
嗚呼、パオで多摩川に行きてェ。そんでそこでおにぎりを食べるのが今の僕の、一番の願望だ。