2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

発端はガリガリの野郎だ

ここ数日はいつにも増して無計画に、衝動的に過ごす。好きだった作家について、知りたくない事を知ってしまい、それがあまりにもショックだったので文字にして残した。VerticalEditorというお気に入りのエディタで書いたのだが、ショックが強すぎたせいか指…

偉人はとても我儘ね

NHKのドキュメンタリードラマ、「宇宙へ〜冷戦と二人の天才〜」を見た。 冷戦という奇妙奇天烈な戦争においてアメリカとソ連の両国は、ロケット開発という名のミサイル開発を行なっていたわけだが、ここに登場する二人の天才は国をも利用して己の我儘を貫き…

カルピスソーダの炭酸のように怒る

なにげない日常の出来事から無理矢理に意味を見出そうとして、説教臭い文章を垂れ流している奴等がいる。勿論自分を含めて。ただそれは、個人的な行為なので誰にも咎められる筋合いは無いわけだが、そういう言わば個人の趣味に対してとやかく言わないで欲し…

光化学スモッグを吸って

最近、光化学スモッグという言葉をよく耳にする。朝起きると何処か遠くから光化学スモッグ注意報が発令された旨が市だか区だかの職員によって伝えられる。そんな時、ちょっと不謹慎だが僕は遠くから聞こえてくる光化学スモッグという、近未来SFっぽい単語に…

親愛なる目へ

嘘つきが沢山泳いでいる水槽がある。その水槽も最近は大型化してきて、見る者は現実感を失いつつある。色と音の単調なパターンに巧妙な嘘を織り交ぜた特別な水は、ブラッドベリが抱いてきた未来に対するペシミズムの洪水に他ならない。僕は随分前にこれを学…