ゾンビ文章家

僕は文章を書く事が好きだ。だからブログでも学校のレポートでも文章を書くきっかけがあれば、喜んでそれに従事する。ただ、好きと言っても同じ事を続けていれば疲れる時もある。リズムに乗れなくて肩の凝ったようなぎこちない文章になる事もあるし、いつの間にか上辺だけを良く見せようとして虚偽だらけの文章になる事もある。そういうのはブコウスキー風に言えば「死んだ文章」だ。
僕は箇条書きが嫌いだ。箇条書きは合理的なやり方だけど、機械的で人間らしくない。だけどこの三つくらい前のエントリーで僕は事象に個別にタイトルをつけて箇条書きした。弁明すると、あれはストレス解放の一種だ。僕はタイトルをつけることが文章を書く以上に好きなので、とにかくタイトルを沢山つけたかった。だからあのエントリーは箇条書きのように見えるけれど、厳密には箇条書きではない。言うなれば、ショートショートのようなものだ。もしくは駄文の細切れか。
理系の学校にいると箇条書きに良く出会う。要点をまとめたり、式を並べたり、実験の手順を事細かに書いたり、みんな箇条書きだ。そして典型的な理系の人間は感想文もレポートも箇条書きになりがちだ。本当は理系だからといって文章を疎かにしてはいけないはずなのに、彼等はそれを意識すらしない。意識ぐらいしろよ、と思う。逆に僕の文章はまわりくどくなりがちだ。それをこの前ゼミの先生に指摘された、ってことを書こうとしたのに、かなりまわりくどくなってしまった。くそっ。しかもこれって「半死に文章」だ。