ひどく悲しい朝

朝起きたばかりで眠いけど、あと二日酔いで気持ち悪いけど、それでも私はブログを書くのだ。
最近の僕の生活は穏やかで波が無い。嫌でもその内に津波が来て飲み込まれると思われるので、今はその前兆として穏やかなんだろう。でもその平穏を甘んじて受け入れてしまっている僕に、今後の波を乗り切れるはずは無く、徐々にだが体の中を何かが蝕み始めている感じが今もしている。それは重度のサザエさん症候群だと、自分では解釈している。
まず、夕方五時のチャイムが辛い。あの音を聞くとすごい憂鬱になる。嗚呼、もうすぐ夜がやってくる、そしてそれはつまり一日の幕が閉じてしまったという事なのだな、はァ。って感じである。次に、朝方の雀の可愛らしいチュンチュン声が辛い。チャイムとは逆に、嗚呼、また一日が始まる、あの一見陽気に見える雀達のように、日々を淡々と繰り返すのが怖い、はァ……等と思ってしまうのだ。
こんな風に、何かと鬱になるファクターを見つけようとするから、常時サザエさん症候群みたいな状態になってしまっていて、だから平穏の中の暗澹とした部分を(その部分だけを)吸収しちゃっていたのだろう。
でも、このエントリを書き始めた頃は非常に暗い気持ちだったんだけど、どうやらそれは勘違いだったみたいです。実は昨日、友達と居酒屋でハプニングを起こしてしまい(大した事じゃない。ちょっと座布団を燃やしてしまっただけだ)、その後もそのハプニングネタを肴に飲みまくり、で起きたら二日酔い。気持ち悪いはずなんだけど、それは酒による器官へのダメージの気持ち悪さだけであって、心の中は案外スッキリしている。それに今気付いた。
酒を飲んでアホみたいに小便をして、どうやらサザエさんの影は僕の中から流れ出てしまったようだ。