傀儡資本主義

とあるお店の人に頼まれて、そのお店のWebサイトを作る。なんとなくのイメージを聞いて、なんとなくの知識でスパッと作成。あとはサーバをレンタルすれば出来上がり。何枚かのお札を貰ったので近所の焼き鳥屋に独りで飲みに行く事に。
そこで酒を啜りながら思ふ。技術と言うものはお金に結びつくと強化するのだなァ、と。或いはお金の影が少しでも見えると義務感が生じるのだなァ、とも思った。趣味の域でシコシコやっていると、どうしても細かい箇所にひび割れが出来る。その致命的な甘さが技術の向上を妨げる事になる。特にボクのようなぐうたら人間はそれが顕著で、具体的な報酬(あと期限)が無いと"無限の時間"という名の幻影が現れて、ボクの首根っこをこれでもかと押さえ付けるのだ。
怖ろしい、けれど……やっぱ怖ろしい。