隠喩で拡散とす〜伸びた鼻は僕の息子〜

今、NHKでクジラの特集をやっている。
シロナガスクジラはでかい。だから水面近くをスーッと泳いでいるように見えても、実はあれで結構速いのだそうだ。そしてシュパッと吹き出る潮は、一瞬の内に数メートルにまで達し中空で爽やかに拡散する。嗚呼クジラはでかい。あれに飲み込まれたら僕はきっとゼペットじいさんの様にはうまく立ち回れないだろうなァ。と、何となく思った。
クジラはでかいけれど、それよりも女の私怨はもっとでかく、深い。さっき来たある人からの電話で僕は今かなり憂鬱だ。だから本当はブログなんて書いている暇は無い。けれどこうやって文章に残しておかないと、クジラに食われるように、あの人の怨念に飲み込まれて行方不明になってしまうから、頑張って書いている。
さて、雨は相も変わらず降り続いているが、そろそろ出かけなくてはならない。雨をシロナガスクジラの潮だと思ってみようとしたけれど、やっぱり駄目だ。僕はゼペットにはなれない、所詮ピノキオだったという事だ。よし、伸びきった鼻を切られに行こうかな。