突進する仮想世界

ネットをやっていると、自分の中のある種の勢いが消えていくのがわかる。消えるといっても文字通り消えて無くなるわけではなく、正確には何処か隅の方に隠れているか、小さくなって見え辛くなってると言った方が良いかもしれない。
ネットには基本的に音が無い。音というか、雑音がないのだ。現実世界に多々ある無意味な生活音や騒音が無い。どうもそれが僕にとってはマイナス要素になっているらしい。まあ……正直言ってまだよくわかってないんだけれど。


よし。今日はグラス一杯の梅酒を浴びて寝床につこう。


あ、音だけじゃなくて、味覚や嗅覚もネットでは感じられないな。人間の本能的な部分を酷使しないから、ネットをやっているとダラダラとしてしまうのかもしれない。自分だけだろうな。こんな事思っているのは……。寝よ。