2006-01-01から1年間の記事一覧

偉人はとても我儘ね

NHKのドキュメンタリードラマ、「宇宙へ〜冷戦と二人の天才〜」を見た。 冷戦という奇妙奇天烈な戦争においてアメリカとソ連の両国は、ロケット開発という名のミサイル開発を行なっていたわけだが、ここに登場する二人の天才は国をも利用して己の我儘を貫き…

カルピスソーダの炭酸のように怒る

なにげない日常の出来事から無理矢理に意味を見出そうとして、説教臭い文章を垂れ流している奴等がいる。勿論自分を含めて。ただそれは、個人的な行為なので誰にも咎められる筋合いは無いわけだが、そういう言わば個人の趣味に対してとやかく言わないで欲し…

光化学スモッグを吸って

最近、光化学スモッグという言葉をよく耳にする。朝起きると何処か遠くから光化学スモッグ注意報が発令された旨が市だか区だかの職員によって伝えられる。そんな時、ちょっと不謹慎だが僕は遠くから聞こえてくる光化学スモッグという、近未来SFっぽい単語に…

親愛なる目へ

嘘つきが沢山泳いでいる水槽がある。その水槽も最近は大型化してきて、見る者は現実感を失いつつある。色と音の単調なパターンに巧妙な嘘を織り交ぜた特別な水は、ブラッドベリが抱いてきた未来に対するペシミズムの洪水に他ならない。僕は随分前にこれを学…

ただの言葉

昨日の産経新聞に掲載されていた「朝の詩」が良かった。おそらく木彫りを仕事とする方の詩なのだろうが、書いてあることが説教臭いにも関わらずその詩の、まるで木から削りだされるような言葉のかけらが、読む者に全体としての詩を鮭を咥えた熊の木彫りの如…

ペンは持たない、頁は捲るけれど

久し振りに本格的にスポーツをやる。テニス。 本当に久し振りだったので、フォアもバックもイメージ通りに手足が動いてくれない。ただ、汗だけは昔よりも勢いが良い。二つ年下の大学生と試合をするが、良い場面でスマッシュなどのチャンスボールを凡ミスし、…

観測メモ男

1,2,3,4……n人の男達が手にメモ帳と鉛筆を持ち荒地に立っている。男達は円周上に一列に並んでおり、それぞれが目前の人物の背中の方を向いている。男達の使命は至極単純で、前の人物が動いたらその動作をメモにとる。例えばaの人物が髪をかきあげれば、bはメ…

気が付けばアウターゾーンに僕は居た

駅中のスーパーを通り抜けた際、果物売り場の前にのぼりがあったのだが、そこに書かれていた「ちくびんぼ」という文字に心を奪われる。よくよく見たら裏から見ていただけで本当は「さくらんぼ」だったのだが、よくよく考えたら乳首もさくらんぼも似たような…

Tour de France 2006を見る為の準備

さて、ワールドカップが大詰めを迎える中、フランスではいよいよ明日から世界最高峰の自転車レースである「Tour de France」が始まる。 今大会は、前大会までに7連覇を達成したアームストロングが引退したため混戦が予想され非常に楽しみなのだが、ちょっと…

僕にしか乗れない列車

路地裏が好きだ。マウンテンバイクで頻繁に通るマイベスト路地裏には小さな食堂があって、そこにはいつも八匹くらいの大小様々からなる猫達が寝転んでいて、割烹着を着た食堂のおばさんが水を撒くと猫達は嫌々ながら移動し始める。そのすぐ先には小さな写真…

赤と緑とパスタ色

毎週土曜の昼飯はパスタ。 今日のパスタは、唐辛子の効いたトマトソースに柔らかいホウレン草が入っており、目にも鮮やか。それをクルクルとホウレン草でパスタを包み込むように巻き取って軽快に口へと放り込む。ホウレン草がとろけて辛味と混ざり合い、次に…

2006年のピンボール

梅雨に入りジメジメとした毎日が続く中、学校のレポート製作中にふと思い立ち、久々にWindowsに付属しているピンボールゲーム「Space Cadet」で遊んでみた。 長い間放置していたそのアプリケーションを立ち上げると、マシンが息を吹き返すようにランプを明滅…

喫茶店に生る実

珈琲が好きだ。特に煙草と珈琲の組み合わせは秀逸で、嗜好品同士が相俟って紡ぎだす絶妙な味わいは何物にも換え難い。 そんなわけで、近頃の禁煙主体の某コーヒーショップの類が僕は嫌いで、それよりも煙がもうもうと立ち上る場末の古臭い喫茶店に心を奪われ…

まるで自らの雛形

盆栽とは、小さな鉢の中に巨木を再現し、そこに小地球を作り上げる事が楽しみの一つである。細かい水遣り、剪定、葉狩りを季節に合わせて行い、時には針金をかける事によって強制的に枝の行く末を定めてやったりもする。 まあそんな風に小地球を作るのも楽し…

日々をコレクト

日々、部屋の隅から果ては地球の外まで、何かを集めそれを眺める。収集物が実体であれば本棚やコレクションボックスに飾り、新聞や雑誌の記事ならスクラップブックに貼り付ける。もし収集物が実体でないのなら、自らの脳に保管するか、もっと効率的な方法と…

のび太、土管で考える

考えてみれば……、さっきからのこと…、すべてカセットのおかげじゃないか。 ぼく自身はあいかわらず………、ドジでのろまで弱虫で………。思えばむなしい………。 ドラえもん、なんにもいわなかったな……。ぼくのこともうあきらめちゃったのかな……。 ドラえもんともいつ…

駱駝を乗せた箱

雨が降っている日は駅までの道程が非常にかったるいので、家の前から市バスに乗っていつも使う駅より一つ先の駅まで行く。バスに乗る人はあまり多くない。朝の8〜9時に電車に乗ると微妙に混んでいて立つ事が多くなるのだが、その時間にバスに乗ると必ず座る…

エド・チャイナのソファカーは公道を走るからそれでピクニックに行けるなァ

エド・チャイナのソファカーが凄い。ただ走るだけじゃなくて、細部のこだわりや車への思いが凄い。 日産のCube Blogを見た限りでも、テーブル、テレビ、リモコン、観葉植物、コーヒーカップ(ブレーキ)、電気スタンド、ピザ(ハンドル)なんかがあのソファ…

バットマン

今日、暗い道をマウンテンバイクで疾走していたら、コウモリらしき物体が僕の頭に直撃しました。

トリップ博士は塩とキャラメルがお好き

これは過去に遡っていくという真に奇妙奇天烈な文章で御座いまして、一見するとただ時の流れるままに連なり形を成す至極一般的な文字群に思われるかもしれませんが、さて…紳士淑女の皆様、どうか目をマン丸にして御覧下さいませ……次第に理解されてくるでしょ…

読書100%

大学に入り、それ以前に比べて本を読む量は確実に増えた。しかし、微妙にだけど、徐々に本を読む速度が下がってきている様な気がしてならない。単に僕の頭が衰えてきたのだろうか。いや、もしかしたらそれは電車の中で本を読む事が多くなった事が原因なのか…

頬張ろう、焼肉。

予ねてから行こうと思っていた焼肉屋に、友人とランチを食べに行った。 本厚木の駅から歩いて十五分程の所にその店はあり、割と賑やかな駅前に比べて寂れた印象はあるが、店構えは本場の雰囲気を醸し出しており、何より漂ってくる肉の匂いが食欲をそそる。 …

たまがわにいてきた

きょうわたまがわにいてきたマウンテンバイクでなぜかというとひまでひまでしかたがなくて本をかいにいたあとそのままたまがわまでむかたからである。ぼくわたまがわにつくと缶コーヒーをのみながらたばこをすってすわりながら野球をみた。どういうわけかき…

ペニス消失

気になる記事ははてなブックマークに入れたり、Firefoxの拡張であるScrapBookなんかを使って保存したりしているんだけど、ついさっきその気になる記事群をザっと眺め回していたら、全く見に覚えの無い奇天烈な記事を発見したので、ここにそれを記録する。 連…

便利な工具達

最近生活の中で習慣化してきたツール類と、その内容。 Firefox 拡張で自分好みにカスタマイズしていく内に、手放す事が出来なくなった。サイドバーの自動開閉機能なんて些細なものだけど、あると便利。 livedoor Reader ブログを見るなら最近流行のこれ。う…

無意味日記

日曜日。新横浜に用事があったので朝っぱらから出かける。 十一時着。待ち合わせの時間までかなりあったので周辺を散策する事に。 適当に歩いていたら日産スタジアムに行き着いたので、そこで行なわれていたフリマを軽く冷やかす。良い感じの古い踏み台があ…

き…ょ……う………ふ

出先であった面白い出来事から、イケそうな予感がするエントリーを思いつく。忘れてしまう前にケータイからcheckpadにアクセスしてアイデアを残そうとする。その時、友達からの突然のフリでケータイの操作を止む無く中断。checkpadに繋がったケータイはポケ…

ゴキブリーフ

ゴキブリーフ。体は全体的に平たく、背の部分に多少の丸みを帯びている。長い触角と六本の足を持つ昆虫で、普通は黒色。見た目はゴキブリに近いが、特徴として、綿のブリーフを履いている事が挙げられる。ブリーフは純白。人間のそれとは違い、性器を出す穴…

たこやき詐欺

昔、田舎に旅行した際に、道端でたこやきを売っている屋台を発見した。看板には消えかけた赤ペンキで「たこやき」と書いており、屋台の中でラジオを聴きながら眠りこけているお婆さんが、どうやら店の主らしい。 僕はたこやきには目が無い。あれは確か高校生…

12人の怒れるファザー

MOTHER3発売記念で行なわれた、伊集院光×糸井重里のライブトークが物凄い面白かった。比喩合戦とでも言ったら良いのだろうか。溢れんばかりの膨大な知識を上手く使って、さらにそれを自分の言葉として調理して、さらにさらに相手の言わんとする事を瞬時に探…